しっぽで分かる猫の気持ち
猫のしっぽ(尻尾)の動きは、猫の気持ちや感情を表すといわれています。
リラックスできている時、遊びたい時、やんちゃしたい時、、、しっぽの動きを見ることで、猫がどういう状態なのかを把握できます。
猫との共同生活において、円満な関係を築くうえでも、猫のしっぽの動きから猫の気分を察知して接してあげるのは重要なことですね。
ご機嫌良好!大好き!!ウキウキ気分!!!
しっぽを垂直に立てている時
これは、猫の最大の愛情表現です。
飼い主の元でしっぽを立ててスリスリしてくるのは飼い主にとっては最大の喜ぶべき愛猫のしぐさなのです。
えっ?そんな体験がない、、、、そんな時は飼い主の愛情が足りないのかもしれません。
最大の愛情表現である「しっぽ垂直スリスリ」を目指し、猫ちゃんとの愛情関係を育みましょう!
テンションアップ!興奮状態!!
しっぽを弓形に立たてている時
ご機嫌ウキウキ気分の垂直に立てるのに比べ、しっぽの先端が弓なりに前の方に向いている時です。
猫通しでじゃれあっているときなどによく見られます。
えっ?よくこのしっぽで猫が近づいてくる、、、
そんな時は飼い主とじゃれあいたい時です。
一緒に、じゃれあって猫パンチや猫キック、必殺ひっかき爪攻撃など笑って受け止めてあげましょう。
もちろん、流血覚悟にはなりますが(苦笑)
イライラの信号!危険な兆候!!
しっぽを大きくバタバタと振っている時
抱っこをしていて次第にしっぽをバタバタと振り始めることがあると思いますが、これはもう抱っこ嫌だ!のサインです。
このしぐさを放置して抱っこし続けると無理やり脱出しようとしたり、暴力に訴えたりします。
しっぽのバタバタが来たら、すぐに抱っこをやめて自由にしてあげましょう。
えっ?抱っこの最初からしっぽをバタバタさせている、、、
抱っこに慣れていないか、飼い主に気を許していないのか、当分、抱っこは諦め、猫がリラックスできる接し方を探してみましょう。
ビビっている!恐怖心!!
しっぽを両足の間に挟んでいつとき
しっぽを両足の間に挟んでいるときは、猫が恐怖心でビビっていることを表します。
先住猫にビビっている時(逆もあります)、掃除機の音にビビっている時などに見られます。
えっ?飼い主に対してしっぽを両足に挟んでいる、、、
これは飼い主にビビっている証拠ですね。
しつけなど厳しくしすぎてないでしょうか?
攻撃的!喧嘩の前など威嚇!!
威嚇的な態度でしっぽを下向きにしているとき
攻撃的で相手を威嚇するときのしぐさです。
主に、立場的に優位な猫が弱い立場の猫に「わかってるにゃ、誰がボスだってことを」的な態度をとるときに現れます。
管理人が飼っている猫は、ドアのチャイムがなると、いつもこのしぐさをします。
そして、「ウー」とドスのきいた唸り声をあげながら、慌ててテレビの陰に隠れます。
威嚇的な気持ちと恐怖心の葛藤なのだと思います。
「誰か来やがったな、でも、ちょっと怖い」
えっ?飼い主に対してこのしぐさをされる、、、
これは飼い主を手下と見ているからです。
立場を逆転させるか、この際、手下としてしもべに徹するのもよいかもしれません。
のんびりリラックス気分♪♪
しっぽを体に巻き付けて座っているとき
日向ぼっこなどしてリラックスしているときに見かける姿勢です。
猫にとっても幸せな至福の時が流れているひと時です。
邪魔をしないようにしてあげましょうね。
えっ?飼い主と離れているときによくみられる、、、
少しづつ、少しづつ、信頼関係を築いていきましょう!
しっぽの動き方で、猫の気持ちやその時の気分、猫同士の相性、そして飼い主との信頼関係度をはかることもできます。
犬はしっぽを振るときは上機嫌の時ですが、猫の場合は、色々な気持ちをしっぽで表現しています。
しっぽの動き、見逃さないようにしましょう!!