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猫にも血液型はあるの?!

猫には血液型はあるのでしょうか?

実は、猫にも複数の血液型が存在します。

 

人間は4種類の血液型に分けれていますが、猫の場合、O型は存在せず、A型、B型、AB型の3種類に分けられます。

猫の血液型の割合は?

日本人の血液型は、A型が約4割、O型が約3割、B型が約2割、AB型が約1割の割合ですが、猫の場合はA型が多く、8割ほどを占めています。

残りの多くはB型で、AB型の割合はごく稀です。

A型 8割
B型 2割弱
AB型
O型 いない

人間界では、血液型占いや、血液型による性格の違いなどありますが、猫にも理論的には血液型による性格の違いなどあるのではと思われますが、残念ながら調査結果などはありません。

去勢や避妊手術を行う際に猫の血液検査は難しくないので、動物病院にお願いすると検査してくれます。

血液型を知るメリット

血液型を知っておくメリットは、万が一のけがや事故にあった時の緊急の輸血が必要になったときです。

そもそも、猫には輸血に必要な血液バンクはありませんので、動物病院では猫の輸血用の血液を確保するのは困難なようです。

大きな病院では、輸血が必要な場合に献血してくれる供用猫の募集を呼び掛けたり、供用猫を飼育し定期的に血液を採取しストックしている所もある様です。

猫の血液の病気

貧血

・ノミやダニへの感染
・玉ねぎの摂取による中毒
・栄養障害
・腎不全
・猫白血病ウイルスや猫免疫不全ウイルスへの感染

アナフィラキシーショック

・ワクチン、薬物、食べ物のアレルギー反応
・昆虫に刺される

急激なアレルギー反応の場合、生命の危険もある。
抗ヒスタミン薬、ステロイド、エピネフリンなどの注射や点滴による緊急治療が必要

猫の血液検査

猫にはストレスがかかりますが、血液検査をすることで病気の早期発見につなげることができます。

血液検査では、多くの猫が患ってしまい完治が困難な腎臓病も判明することがあります。

早期に発見できれば、進行を抑え愛猫の寿命も延ばすことが可能です。

 

猫は、警戒心が強く、弱みを見せない習性があります。

病気もかなり進行しないと表面化しないケースがあり、見つかったときには手遅れということも少なくありません。

 

予防接種は特定の予防の効果がありますが、血液検査では、それ以外の多くの病気の早期発見が可能となります。

愛猫と長くお付き合いするためにも、年に一度、定期的な血液検査も受けてみられるのも一考の余地は十分ありますね。

血液型の話

血液型の話題を欧米人としたことがあるのですが、ほとんどの欧米人は自分の血液型を知りませんでした。

「えっ、輸血の時どうするの?」と質問したら、

「輸血なんかめったにしないし、輸血するときに調べればいいさ、その方が正確だろ」と言い返されました。

「じゃあ、血液型占いも、しないよね、、、」

「はっ???血液型で占うのかい???そんなの当たりっこないよ」と呆れられました。

国が違うと文化や風習も大きく違いますが、恐らくそれは猫に対しても言えることですね。

「うちの飼い主、血液型のこと気にしてるんだけど、相当暇だね、あれは」

と、猫ちゃんたちに陰口をたたかれているかもしれません。

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